台湾のオープニングセレモニーにて
・財閥に匹敵する大会社がオーナーの某歯科医院のオープニングセレモニーに参加。市長・政治家・提携会社の社長・膨大学教授等草々たる面子が招待されていた。私がここにいていいのだろうか?と思うほど...。
・セレモニーが終わったら学術講演会。5人の講演者による講演会。70人超の聴講者が集まった。肩書きを見て少しビックリ。5人中3人が大学関係者。その内の一人は某大学教授。一人は、アメリカ某大学の歯周病科準教授。もう一人は某カレッジの教授。私以外の演者は以前、大学研究所の所長でそこから引き抜かれた歯科医師。そして私。
・私の講演は2番目で、インプラントの過去と現在、及び日本の現状、そしてインプラントの有効性というのが与えられたテーマだった。スピーチは中国語。そんな中国語しゃべれるわけないじゃねーか!...。従って英語。私以外、皆、中国人。中国人。中国人。全員、中国人。
・院内見学をしたが、内装設備は、ものすごい豪華の一言。しかし、彼らの考えていることはわからん。
・外見はいいが、技術とか安全面にもっと気を配った方がいいという気がする。安全あっての医療だからだ。
・指導料をもらえば、私は技術指導で依頼されたんであるから、技術は指導する。それはそれで彼らの技術は上がるだろう。しかし、そこの歯科医院はオーナーが医師・歯科医師ではないので、安全面に全く気を使っていない。顧問の麻酔科の医師もモニター設置を勧めていたのだが購入しなかった。
・外見に多額のお金を使っているが、有病者等患者さんのインプラントのオペ時に使用するモニター等の安全設備の購入をケチっている。安全管理がなっていない。安全面を考えるオペ時のモニター器材を取り揃えるべきだ。
・医師・歯科医師者以外がオーナーになると、経営面(売り上げ)だけを考えて、一番大事な部類に入るそして目につき難いモニター等の安全設備や衛生備品を削るという弊害が生じてしまう。これは、その歯科医院が歯信頼されるためには、絶対考え直さなければならないことである。
・夜9時過ぎに顧問の麻酔科医師と私とオーナーとの3人で話す機会があった。麻酔科の医師と私がオーナーにモニターの購入を強く勧めたのだが、この先、先方はどう動くか。外見にあれだけ金を使うのだったら、それに比べれば全く高くないモニター一台ケチるなっ!ていう感じだ...。顧問の麻酔科の医師と私は、医療者として同じ意見である。双方とも同じことを言い合った。彼らはお金の使い道を間違っている...。
・それはさておき、2泊3日の台湾旅行は、それなりに面白い、旅行だった。