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08.09.02.総入れ歯の患者さん

2008.09.02

08.09.02.総入れ歯の患者さん

夕刊フジに、インプラントのトップランナーと紹介されました。(クリック)
低侵襲無痛インプラント手術を念頭にオペを行っています。
加えて、10年間補綴（被せ物）後インプラント生存率99.9％
・今日は火曜日。インプラント補綴の日。

・先週から今週に掛けての初診の患者さん。上下総入れ歯の患者さんと上顎だけ総入れ歯の患者さんが来院された。

・パントモレントゲンを撮影してみたらビックリ

・・・引き続き３ＤＣＴを撮影したら現実を知らされた。

・前者は上顎骨も下顎骨も高さも少ないし幅も少ない。これは予想通りだったが，総入れ歯を３０年間も使っているとこうなってしまうのか．．．。まず間違いなく治療を引き受ける先生はほとんどいないであろう。いても大学病院に行って骨を作ってからでないと行えない，と言うであろう。これは即ち相当のダメージがある腸骨移植を意味する。

・後者の患者さんもそうだった。上顎骨量は極薄，高さ１～１０ｍｍ。歯槽頂はとんがり帽子のようだった。

・患者さんは，娘さんの紹介で，ここだったら大丈夫部位ということで来院された。というより，何件も歯科医院を廻って断られ続けたそうだ。大きな骨移植なしできるところがあるのだったら，という微かな願いで来院された。

・前者の患者さんは，３０年間で総入れ歯１５組以上作ったそうである。どれも満足しなかったそうで，本人の長年の強い願望と，奥様のご理解と，そして娘さん曰く，「１ヶ月半後の私の結婚式で，父親の入れ歯が落っこちると笑い者いなってしまい，私より目立ってしまって困る．．．。」という冗談のようで冗談でない本当の話で，娘さんの後押しがあって，治療に踏み切ったのである。
・１ヶ半後の結婚式で固定式仮歯ということが条件である。これ即ち，骨が極薄高さが超少ない患者さんに即時荷重治療を行うことを意味する。

・１ヶ月半後の固定式仮歯を頭に入れて，綿密な治療計画の下，今週に第１回目のインプラント埋入手術～即時荷重治療が行われる。

・何と言っても即時荷重の意義は，無歯顎を初めとする多数歯欠損患者さんの審美性の確保，及び機能の獲得にある。臼歯部位の１歯～３歯欠損の即時荷重はあまり意味を成さない。前歯だったらともかくであるが，下顎奥歯では２～３ヶ月で補綴物（セラミック歯）が入るのである。３ヶ月待てない患者さんはいるだろうか

※骨が少なかったら是非当インプラントセンターでオペを行うことをお考え下さい。無痛インプラント手術を提供致します。
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