09.05.18.インプラントオペ
・今日は月曜日。インプラント補綴の日ですが,遠方からの来院ということと,最終補綴の完成をお急ぎ,ということで急遽一人オペを行いました。。・非常に難しい患者さんです。他院でGBRオペの形跡があり,GBR膜が残存していた。上顎には既にインプラントが入っていた。何回かの手術を受けており,その時にオトガイから骨採取したそうだ。
・この患者さんは,何件かの歯科医院に行ってインプラントオペを行っているが,私からすればあまり運が良かったとは言えなかった。訳あって,詳細を記載することは避ける。
・GBRを行った先生には申し訳ないが,GBRを行った効果がなかったようだ。そしてその先生は,再度のGBRを勧めてきたそうだ。その先生曰く「再度のGBR(骨造成)が必要でその処置をしなければインプラントはできない」と...。
・患者さんは,どうしようどうしようと,悩んで悩んで困って困っている時に,何件かの歯科医院に足を運んで診査してもらったが,何件かの歯科医院では骨の幅が薄過ぎて治療不可能であったそうだ。その時のひとつに,インターネットで日本橋インプラントセンターのホームページを見たそうな。
・そこで当インプラントセンターに来院され,診査診断を行いました。3DCTを撮影したら確かに骨が薄かった。下顎前歯部位は,先欠(先天性欠損歯)のためただでさえ骨が薄いのに,以前オトガイから骨採取されているのも加わってか下顎切歯部位の骨幅は超薄い。
・下顎切歯部位が薄いのは前々からそう思っていたので納得できる。しかし,しかしである。3DCTを撮影したら,それに加えて左下犬歯(=3番)部位も(超)薄い。普通はこんあことはない。今までに経験したことがないくらい薄い。普通は歯槽頂から末広がりで,下方に行くに従って,下方10mmくらい行けば7~8mmの骨幅になるのであるが...。
・さすがに,んん~~~~。と考え込んでしまった。歯槽頂幅は3~4mmで薄いのは納得できるが,歯槽頂12mm下方に下がっていっても,そこの部位の骨幅何と5mm...。・・・唖然。
・インプラント埋入部位の位置は,歯槽頂であったのでその部位はいいとして,そこからから残存骨内に,即ち唇側と舌側の皮質骨内にインプラントを埋入しなければならないのである。左下2番は抜歯即時インプラント骨移植併用。患者さんのご希望で自家骨移植は一切行っていない。
・通常下顎3番は残存骨が残っているのである。それが少ないということは,4番5番も同じかそれ以下の骨幅であることは想像に難くないであろう。
・右下の他院でGBRを行った部位には,ショートインプラントを埋入した。この患者さんは,若い女性患者さんであるが,奥歯の長さまでも要求していない。患者さんに聞いたら見える箇所でないので,あまり気にしないとのこと。
・前医は,このことを患者さんに聞いたのであろうか?この歯科医師はケースプレのGBRのケースにしようと思ったのではないか。どこかの切った張ったのOOOグループの...。そう思えてならない。
・当インプラントセンターの提供は,困っている患者さんに対し,安心・安全・快適・満足な治療をスピーディーに提供することです。あなたの快適な未来を約束致します。
平成19年7月3日から新しいオフィスに移転しました
桜咲く・・・