09.06.07.日本の歯科医療の行方
・どうなっているんだ。日本の官僚組織は...。国民が税金払いたくなくなくなるのは当然だ。愚痴も言いたくなる。
・それもそうだが,日本の医療はどうなるのであろう。世界で認可されている医薬品・材料が先進国の中で日本だけ認可されない。ある医薬品・材料は,アジアで認可されていないのは,北朝鮮と日本だけだというではないか。
・北朝鮮と日本だけ...。・・・クレージーだ。この現状は。医療界では,日本は鎖国状態だ...。先進国である日本でが,使える薬剤は北朝鮮と同じ状況なのである...。それが一部であることを願うが...。
・認可が遅れているのは,当に厚生労働省の怠慢と言わざるをえない。昔の薬害エイズとC型肝炎の認可問題で当時の局長が責任負わされたので,と言うより彼らのチェックが甘かったのが原因ではないか。
・そういう事件があったので,それから日本の薬事(認可)行政は狂い始めた。世界でまかり通っている新しい薬剤は,認可になったとしても何年も経ってから。その頃にはもっと新しくて効果がある薬剤が出てしまっている。あ~あ~,これでは,日本の医療は取り残されるだけだ。
・厚生労働省の怠慢さは,今になって騒ぐことではない。が,しかし,それより日本の医療はどうなるのだろうか真剣に考えなければならない時期に来ている。
・唯一の救いは,患者さんの了承が得られれば,医師・歯科医師は,厚生労働省が認可していない薬剤・材料を使えるということだ。これがあるから救われている。患者さんが,個人輸入している代用骨を使用すれば,どんなに,「低侵襲手術が行えるという恩恵」を被っていることか...。
・世界の学会・研修会に参加している歯科医師だけがその有効性を理解,享受し,患者さんにその恩恵を与えてることができている。日本だけにいて世界を見ていない歯科医師は取り残されてしまっている。
・これは厚労省の責任もあるが,世界に目を向けない歯科医師自身の努力不足・見識不足ということも起因している。どうなるのやら,日本の歯科医療は...。・・・私は,毎年6~7回海外に足を運んで情報と材料を得ているからいいけど...。
・厚生労働省が認可を認めないという現状を考えると,患者さんに優しいインプラント治療を行うには,海外に足を運ばないとダメだ。日本の医療界が鎖国状態なら海外に出て最新の情報・材料を手に入れようではないか。患者さんの為にである。