09.07.02.上顎即日(即時)荷重インプラント
・今日は、木曜インプラント補綴の日ですが,この日ご希望で2週間前にオペが入りました。
・本日のインプラントオペは,上顎無歯顎即日荷重の患者さんです。この患者さんは,一旦,2ヶ月前に治療費のことで手術が取り止めになりましたが,患者さんとご相談し,取り敢えず,プラスチック製の仮歯までということでオペを行うことにしました。1~2年後に本歯に移行する予定です。
・日本人ですから,それも女性ですから,前歯部位の骨幅は当然超薄いです。 右上2番は残根があり骨は温存されていました。臼歯部位の骨量も日本人の典型で,どちらかというと少ない方です。臼歯部位は部位の一部を除き,骨質はほとんどがタイプⅣ,もしくは,D4に分類される(超)ソフトボーンです。これはほとんどの場合同じです。
・臼歯部では,バイコーチカルサポートとアダプテーションテクニックを用いて11~15mmのインプラントを埋入しました。初期固定は25~35Ncmを得ました。インプラント埋入と同時に頬側骨欠損部位に代用骨骨移植を行いました。
・骨質が柔らかかったですが,上記2つのテクニックを上手く使用し,慣れと経験で全て30Ncm前後の初期固定を確保でき大成功でした。
・埋入手術後,即,即日荷重の補綴の準備へ。印象・咬合採得を行ってラボで模型を作製し,メタルで連結したテンポラリーを作製します。これは印象採得の段階から適合精度も考えて作製している当センターの完全オリジナルです。
・最終補綴物もそうですが,このテンポラリーは,我々が試行錯誤の末に開発した,オリジナルです。誤差をなくすように考えて作製しています。諦めずに考え,ラボに指導し,注文を付け,計画を立てさせ,一歩一歩改善していきました。時間短縮,正確さ,ユーザー&ペイシャントフレンドリーさを念頭に考えました。手術後に歯科用CTを撮影して患者さんにはお待ち頂きました。
・患者さんには夕方まで3~4時間程待って頂き,夕方にこの患者さんの即時荷重テンポラリー補綴(即時荷重当日仮歯)を咬合面からネジ止め装着しました。装着術後に口腔内写真とデンタルレントゲンとパントモレントゲンを撮影して補綴の適合と埋入位置を確認。・・・この患者さんに言われました。「これ仮歯でしょ」・・・・・・・・・S(E)インプラント使用
・当インプラントセンターの提供は,困っている患者さんに対し,安心・安全・快適・満足な治療をスピーディーに提供することです。あなたの快適な未来を約束致します。
※骨が少なかったら是非当インプラントセンターでオペを行うことをお考え下さい。無痛インプラント手術を提供致します。
平成19年7月3日から新しいオフィスに移転しました
桜咲く・・・