ご理解頂けなかった女性患者さん。
・私は自分で言うのも何だが、大体の患者さんをソツなく治療に当たらせてもらっている。しかし、申し訳ないが、今週、久々にご遠慮頂きたい患者さん(女性)がいた。大きなトラブルを起こす前にこういう患者さんは取り掛からない方がいい、という結論である。こういう患者さんは久々である。
・どういうことかと言うと、患者さんの咬み合わせに端を発している。ある程度専門的なことはこちらに任せて下さればいいのでありますが、つまり、咬み合わせとかをこちらに任せて下さる患者さんは、歯科医-患者さん、双方ともが満足できる結果になる。しかし、ガンとして、自分の主張を通す患者さんが1~数%はいる。そういう方は、上下の咬み合わせが波打っている方が多い。歯科医のレベルにも起因しているし、経済的なことにも起因している。
・例えば、上の一本が飛び出ていて、それに対応する下の歯が凹んでいる。上の歯(それも補綴歯)を削らないで(治さないで、低くしないで)その状態で上に合わせて下の歯(インプラント歯)を作ると、下のインプラント歯を作る時、アバット(支台)が短くなり過ぎたり、補綴物の隙間(クリアランス)が取れず割れやすくなってしまうという弊害が生じてしまう。
・健全歯だったら削るのは憚(はばか)るかも知れないが、補綴物(+失活歯)なら削った冠の治療費をチャージしないで(こちらで持って)ソコソコ理想的な咬み合わせにして差し上げるという説明したのであるが、理解して下さらなかった。これでは、咬み合わせがおかしくなってしまう。
・ある程度理想的な咬み合わせの平面(専門的には咬合平面という)があるのであるが、それを修正しないで補綴(被せ物)治療すると、1.5mmも2㎜も上の歯が突出してしまい、見た目も当然醜くなってしまい、機能的にも弊害が生じる可能性もある。
・なぜこのようなことを記載するかというと、説明しても分ってもらえない患者さんが今週居られたからである。私は、患者さんのメリットを最大に考えて治療に当たっているつもりである。(それもお金は要らないと言ったのに...。)ソコソコ専門的なことは任せてもらった方が絶対治療はスムーズにいく。私は、患者さんのメリット、患者さんの幸せを第一に考えて治療に当たっている。
・ほとんどの患者さんは、私はウマが合うが、(合わせるが、)久しぶりに性格上ご遠慮頂きたい患者さん(女性)がいたので、記載させてもらった。その患者さんは他のところでインプラントを行って下さいね。良識あるソコソコレベルの高い歯科医師でしたら、結果的に私と同じ治療計画を提示すると思います。一応、再度記載させてもらいますが、私は、患者さんのメリットを第一に考えて治療に当たっている。