09.05.27.インプラントオペ
・今日は、水曜インプラント手術の日。本日オぺ2人オペでした。
・インプラントオペ1人目は,上顎5番部位に1本埋入の患者さん。この患者さんは,既に5本インプラントを埋入されているリピーター患者さんです。本日の5番部位は,サイナスリフト(骨移植)を行って6ヶ月経っています。骨がほとんどなかったので,6ヶ月前に行った骨移植同時インプラント埋入は失敗に終わりました。
・インプラント埋入と同時に骨欠損部位に代用骨骨移植を併用しました。手術後に歯科用CTを撮影して・・・・・・・・・Sインプラント使用
・インプラントオペ2人目は,下顎無歯顎に即時荷重を行った患者さんのフォローオペでした。この患者さんは当センターで既に上顎にインプラントを8本埋入して仮歯状態になっている方です。
・以下は,専門家の方向けの内容です。一般の患者さんは読んでもわからないと思います。そして,断ってきますが,こういう骨が超固い患者さんは,数00人の内1人いるかいないかです。ほんと,超稀有な患者さんであること一言断っておきます。皆が皆こういう患者さん(骨)ではありません。ほとんどの患者さんの骨質は,固いか柔らかいかの中間です。ご心配なく。
・この患者さんは,重度歯周病で,とにかく骨が固い患者さんで,2年前上顎は骨が超少なかったことを記憶している。上顎は無事終わり,そして2ヶ月前に下顎無歯顎の即時荷重オペを施行した。
・私は,無歯顎・もしくは多数歯欠損のオペに関して,上顎60症例以上,下顎40~50症例以上の即時荷重を行っている。そして,その成功率は,96~97%である。一応,他の先生と比較すると,何十倍も行っている。今回のような苦渋を味わったのは久し振りであった。
・私が何回となくブログに記載している骨が固い患者さんは要注意という患者さんである。2ヶ月前のオペは,埋入したインプラント6本が全て初期固定35Ncmという手術としてはお手本とも言えるインプラント埋入オペであった。
・あれから1ヶ月過ぎたら,がっちり固定していたインプラントが動揺し出してきた。これは,超固い骨にインプラントを埋入した後に見られる生体(骨)の反応である。
・インプラントをたくさん行っている先生は経験したことがあると思う。下顎の超固い骨6番7番部位にインプラントを35Ncm以上で初期固定バッチリで埋入した場合,およそ1ヵ月後に生体(固い骨)の反応でインプラントが動揺してくる場合があることを。
・こういう患者さんに即時荷重を行ったらどうなる即時荷重を行って初期固定は35Ncmでバッチリだったとしても,今回のように1ヵ月後に動いてしまう可能性があるのである。
・このことは,インプラントを相当行っている先生でないとわからない,もしくは経験したことがないだろう。とにかく,骨の柔らかい患者さんより骨の固い患者さんの方が要注意ということだ。骨粗鬆症の患者さんを含め,骨の柔らかい患者さんは逆に簡単である。
・今回の患者さんのフォローは,再度の埋入し直しと,暫間インプラントで対処した。因みに2ヶ月前もそうだったが,この患者さんの下顎前歯部,6~7番付近の骨を削ったら,タップを切っても全く出血してこなかった。
・今回もそうだったが,それには工夫して対処した。こういう特別な顎骨の方がいるのである。こういう場合の生体の反応には逆らわないことが大事である。術後に3DCTレントゲン撮影して埋入位置を確認。
・当インプラントセンターの提供は,困っている患者さんに対し,安心・安全・快適・満足な治療をスピーディーに提供することです。あなたの快適な未来を約束致します。
※骨が少なかったら是非当インプラントセンターでオペを行うことをお考え下さい。無痛インプラント手術を提供致します。
平成19年7月3日から新しいオフィスに移転しました
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