2010.12.30今年の無歯顎即時荷重報告
・この患者さんも,何件も歯科医院を廻られたようで,他院では,「どこの歯科医院でもあなたの場合はインプラントはできない」と言われ,「全て残存歯2本を抜歯しての総義歯治療」を勧められたそうです。
・専門的には,究極のすれ違い咬合,Eichnerの分類でB3ですが,限りなくC に近いB3です。従来の治療では,お手上げの難症例です。専門家諸氏ならおわかり頂けるでしょう。
・患者さんから,まずインプラントができるかどうか?という質問がありました。私の返答は,「できるし,かつ,即時荷重インプラント(手術当日固定式仮歯)も可能です。」というお話をしたら,「他の歯科医院ではインプラントもできないと言われたのに,そんなこと出来る訳がない」と初めは信じて下さりませんでした。
・しかし,当院の過去の多数の即時荷重の症例をお見せしてご説明したら,「夢のような治療だ」と言って信じて下さり,即時荷重手術を行うことになりました。レントゲンを見ればお分かり頂けるように,相当難症例のケースです。以下が即時荷重手術当日夕方のレントゲンです。
【解説】上顎即時荷重手術(即日固定式仮歯装着)の当日夕方のレントゲンです。専門家(歯科医師)諸氏の方々は目を見張ると思います。繰り返しますが,当日夕方のレントゲンです。・インプラント同士が全て金属(メタルフレーム)で固定されているのが確認できると思います。この上にプラスチックの仮歯が作られていますので,仮歯は薄くて丈夫です。
・巷の他院のものは,プラスチックだけで作られているので,ぶ厚くて,かつ,折れ易い。=不快で,トラブル続出のようです。他院の仮歯に比べたら,比較にならないほど丈夫で快適な仮歯です。
・メタルのフィットは,信じられない位,バッチリです