2010.12.29今年の無歯顎即時荷重(当日仮歯)
下記に今年の無歯顎即時荷重の一部を報告します。
【解説】初診時のレントゲンです。一見してわかるように上顎の骨は相当吸収しています。上顎骨の高さは,前歯部臼歯部全域10mmを切っています。・何件も歯科医院を廻られたようで,他院では「あなたの場合は,骨が超少ないから,どこの歯科医院でもインプラントできない」と言われ困りに困って当院へ来院されました。
・即時荷重インプラントのお話をしたら,「そんなこと出来る訳がない」と初めは信じて下さりませんでしたが,過去のたくさんの症例をお見せして説明したら,「夢のような治療だ」と信じて下さり,即時荷重手術を行うことになりました。相当難症例のケースです。
・上顎の固定式義歯を優先されたので上顎を固定式にしました。予算の都合で下顎は取り外し式で治療を行うこととしました。以下が即時荷重手術当日夕方のレントゲンです。
【解説】上顎下顎即時荷重手術(即日仮歯装着)の当日夕方のレントゲンです。専門家(歯科医師)諸氏の方々は信じられないかもしれませんね。繰り返しますが,当日夕方のレントゲンです。
・インプラント同士が全て金属(メタルフレーム)で固定されているのが確認できます。この上にプラスチックの仮歯が作られていますので,仮歯は薄くて丈夫です。巷の他院のものは,プラスチックだけで作られているので,ぶ厚くて,かつ,折れ易く,トラブル続出のようです。
・他院の仮歯に比べたら比べ物にならない位丈夫で快適な仮歯です。(1ヶ月後に患者さんは「お金が貯まったらすぐに下顎も固定式にしたい」と言っていました。やはり固定式の歯は快適のようですね。